主にWindows10から、古いPC/NASに接続する際に見えない、というのが症状で、いろいろ調べたところ原因は「SMB1.0の無効化」だった。
この症状の特徴として、
- pingコマンドを打つと、ちゃんと通る。
- 共有フォルダにはアクセスできない。
Windows10ではひそかにSMB1.0が無効化されているが、理由はその通信形式にセキュリティ的な弱さがある(あった?)ためらしい。
なので「有効化できるけれどリスクは理解したうえでやってね」とのこと。
ネットワーク的に見えているかの確認
- コマンドプロンプトを開く
- 「ping 接続先名」と打ってEnter。
例えばPC名がPlateauなら、「ping Plateau」
Plateau [xxx.xxx.xx.xxx]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
xxx.xxx.xx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64
...
と出るようなら、ネットワーク的にはつながっている。
一方、
ping 要求ではホスト Plateau が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。
と出るようであれば、そもそも名前で接続できない状況なので、原因は違うっぽい。
SMB1.0の有効化
SMB1.0の有効化は、コントロールパネルから行う。コントロールパネルはスタートメニュ―で検索するか、「すべてのアプリ」→「Windows システム ツール」→「コントロールパネル」と辿ることで開ける。
「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」
その後表示されるウィンドウ内の「SMB 1.0/CIFS~」の項目を開いて、「SMB1.0/CIFS Client」にチェックを入れる。
この時に注意するのは、二つ下にある「~自動削除」にチェックを入れないこと。
チェックを入れていると、「数日間SMB1.0を介した通信がない」場合に自動的にSMB1.0Clientのチェックを外してくれる親切な機能まで有効になってしまう。
(なお、この自動削除の項目が存在しない場合もあるっぽい)
OKを押すと再起動を促されるので、指示に従う。
これで、見えるようになっているはず。