2019年10月30日水曜日

Catalina から Mojave に復元できないときは 〜 一番良い方法を頼む 〜



––– TakaC・著  

いざ macOS Catalina へ


どうもはじめまして。TakaCです。
macOSの最新版Catalinaが配信されてからしばらく時間が経ったので、私もようやく重い腰を上げてMojave(モハベ)からアップグレードすることを決意しました。
前回High SierraからMojaveにアップグレードしたときに色々と問題が噴出していたので、MojaveはあまりいいOSではないのかな?と感じておりました。
今回のCatalinaはMojaveよりマシかもしれない、そう思ったのがアップグレードを決意した所以です。
しかしながら、いざインストールしようとすると、PowerPoint 2011とIgor Pro 6.36J(グラフソフト)が使用できなくなりますという警告が出ました。
似たような警告はMojaveを使用中にもすでに出ていたので、まだプログラムが最適化されていないだけだと思った私は、警告を無視してインストールを実行します。


(警告を無視して大丈夫か?)
(大丈夫だ、問題ない)









重大な見落とし


ところが今回のOSアップデートには重大な変更が含まれており、私はそれを見落としておりました。
それは、32ビット版アプリケーションのサポート終了です。
これにより64ビット版に対応したアプリケーション以外は動かなくなってしまいました。

ここでいうビットとはCPUが一度に扱える情報量のことで、
32ビットは2の32乗(≒4,000,000,000)通りの情報、
64ビットは2の64乗(≒16,000,000,000,000,000,000)通りの情報を表しています。
64ビットのほうが多くの情報を扱えるようになります。

現在のCPUの性能はすでに64ビットのものが主流ですが、古いアプリケーションなどは32ビット用のものが数多く存在します。
そのため64ビットのCPUでも32ビットのアプリケーションが動くようにこれまでのOSは作られていました。
32ビットから64ビットへの過渡期に大きな混乱が生じないための処置ということですね。
ところが、今回のCatalinaからその移行期間が終了し、32ビット版のアプリケーションは完全に動かなくなってしまったのです。

そのため、インストール時の警告通り、私のMacBook AirではPowerPointとIgor Proが開けなくなりました。


(やっぱり今回もダメだったよ。あいつは話を聞かないからな。)



この二つがないと発表も解析もできませんので全く研究になりません。
加えてひっきりなしに画面に謎の警告が出続けて、使い物にならないありさまでした。
(1分ごとに3つの警告ウィンドウが出て、消さないと他の操作ができない状態に。これは裏で32ビットのプログラムが走ろうとしているからか?)

そこでバックアップデータを使ってmacOS Mojaveへダウングレードすることにしました。






Time Machine で Mojave に戻す


MacにはTime Machineが標準搭載されており、外付けハードディスクを繋げば自動的にコンピューターのバックアップをとってくれるシステムがあります。
普段からこまめにTime Machineでバックアップを行なっていた私は、今回もCatalinaへアップグレードする直前にバックアップをとっていました。

Time Machineがなければ即死だった…




これを使えばコンピューターの復元は余裕です。

(これはリカバリーモードだよ)



  1. コンピューターを再起動。
  2. 再起動中、command + R を押しっぱなしにするとリカバリーモードで起動できる
  3. 「Time Machineバックアップから復元」を選ぶ
  4. 復元先としてMacintosh HD を選ぶ
  5. 「ディスクを消去しますか?」と聞かれるので「消去」を選ぶ
そうすればCatalinaが書かれている領域が消去され、バックアップしていたMojaveと関連データが復活します。
これでもう安心。
あとは待つだけです。
復元には時間がかかるので明日まで放置しましょう。

(PCが直るのはたぶん、明日の出来事だ)



ところが翌朝見てみると、なんと復元に失敗してしまいました
どうやら復元の最終シークエンスで不具合が発生していたようです。







原因はCatalinaによるハードディスクの分割


そこで、リカバリーモードからディスクユーティリティを開いて原因を調べてみました。
するとハードディスクが「Macintosh HD」と「Macintosh HD -data」の2つに分かれています。
後者には見覚えがありません。誰だお前⁉︎

これはセキュリティ向上のためにmacOS Catalinaによってハードディスクの領域が分割されてしまったために生じたものだとわかりました。
Mojaveまでにはなかった仕様ですね。
これを削除すれば復元がうまくいくと思われます。







「Macintosh HD -data 」を消す


復元の前に以下の手順を踏む必要があります。


  1. まずは「Macintosh HD -data」をディスクユーティリティで削除
  2. 続いてマウント解除(取り出し)を行なって準備完了
  3. 再び「Time Machineバックアップから復元」を実行する

待つこと1時間。
ハラハラしながら見守っていると、今度はエラーが出ず、無事に復元することに成功しました。






まとめ


今回 MojaveからCatalinaにアップグレードしたあと、再びMojaveにダウングレードすることを試みましたが、Catalinaの高いセキュリティ意識によるハードディスク分割に阻まれ、素直に復元することはできませんでした。
復元の前に「Machintosh HD -data」を削除することでTime Machineから復元することができます。


  • 「Time Machineバックアップから復元」の前に「Macintosh HD -data」を消す


今回の教訓

  • Catalinaでは32ビットアプリケーションは動かない
  • バックアップは大切
  • 警告は無視しない



(画像出典:フリー素材『El Shaddai』/竹安佐和記)


2019年8月5日月曜日

お盆の休み

有用な人になった周でございます。

Dongの送別会だね。久しぶりな大福でいっぱい食べたね。醤油がやっぱり普通なスーパーの醤油から、再加工とわかりますね。正しいでしょうか?大好きだから、飲みたい。

三段階だね。


 途中で、DONGを御神輿帰るつもりだけど、結局厳の車で乗せかえった。リマンドし忘れた、残念だことがあるのが私のせいです。

 ところで、明日から、金道先生へ目指して、二階までのエレベーターを諦めます。


2019年6月24日月曜日

Windowsでネットワークサーバーにつながらぬぬぬ

…という事例が内輪で何件かあったのでメモしておこうと思った小濱研の松井であります。

主にWindows10から、古いPC/NASに接続する際に見えない、というのが症状で、いろいろ調べたところ原因は「SMB1.0の無効化」だった。

この症状の特徴として、
  • pingコマンドを打つと、ちゃんと通る。
  • 共有フォルダにはアクセスできない。
 ということがあげられる。


Windows10ではひそかにSMB1.0が無効化されているが、理由はその通信形式にセキュリティ的な弱さがある(あった?)ためらしい。
なので「有効化できるけれどリスクは理解したうえでやってね」とのこと。

ネットワーク的に見えているかの確認 

  1. コマンドプロンプトを開く
  2. 「ping 接続先名」と打ってEnter。
    例えばPC名がPlateauなら、「ping Plateau」
 このとき、
Plateau [xxx.xxx.xx.xxx]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
xxx.xxx.xx.xxx からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=64
...

と出るようなら、ネットワーク的にはつながっている。
一方、
ping 要求ではホスト Plateau が見つかりませんでした。ホスト名を確認してもう一度実行してください。
と出るようであれば、そもそも名前で接続できない状況なので、原因は違うっぽい。

SMB1.0の有効化

SMB1.0の有効化は、コントロールパネルから行う。
コントロールパネルはスタートメニュ―で検索するか、「すべてのアプリ」→「Windows システム ツール」→「コントロールパネル」と辿ることで開ける。


「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」




その後表示されるウィンドウ内の「SMB 1.0/CIFS~」の項目を開いて、「SMB1.0/CIFS Client」にチェックを入れる。






この時に注意するのは、二つ下にある「~自動削除」にチェックを入れないこと。
チェックを入れていると、「数日間SMB1.0を介した通信がない」場合に自動的にSMB1.0Clientのチェックを外してくれる親切な機能まで有効になってしまう。
(なお、この自動削除の項目が存在しない場合もあるっぽい)

OKを押すと再起動を促されるので、指示に従う。

これで、見えるようになっているはず。

2019年5月6日月曜日

連休が終わった

久しぶりな周です。


十連休の九日はお宅しました。今日の朝、ヨウちゃんの誘いで、東京ドーム行きました。

人生は初めに ジェットコースターを挑戦した。やっぱり怖すぎでした。今度絶対乗らないと思います。

ところで、隣の臆病者が、知らないです。正直です。

明日から、研究生活を戻ろう!お休み万歳!




2019年3月28日木曜日

立ち会いおじさん

かずやです。

5年お世話になった研究室も今日で最後でした。
最後の記念撮影

荷物もマツイと周に運ばせ、忘れものも多分ないはず。

昨日の夜は危うく、果たして意味のある事をしたのだろうかとか考えそうになりましたが、母ちゃんはいとこが40人くらいいるという話を思い出して、そういう高尚なことを考えるのはやめました。

まあ、少なくともサッカーは最初よりは少しは上達したのではないかと思います。



強磁場施設内の多くの方々には直接挨拶に行けたと思うのですが、研究室外でも本当にたくさんの人にお世話になったなーと思います。

マジ感謝




それでは、、、


5年間にわたるかずやのブログ係は







これまで!!!

2019年3月27日水曜日

ランランルー

かずやです。

昨日は卒業式。


俺だけ名前呼ばれなかったらどうしようという声が至る所で聞こえましたが、泣いてる人はいなかったので、みんな大丈夫だったのだと思います。

事務に自慢しに行った

できるだけ最後まで日常を送りたかったのですが、この一週間は、引っ越しのいろいろをやったり、これまでのデータを整理したり、研究室の机を掃除したりでバタバタしてしまいました。

少なくともまだ世に出ていない命がけで取ったデータだけはきちんと整理して出ていきたいと思います。

2019年3月17日日曜日

九大ソング

福岡からこんにちは。
かずやです。

物理学会は今日で閉幕。
かずやの発表は2日目でした。発表内容的にはこれまでの研究の集大成ともいえる渾身の発表。

朝一発目だったので、かずやは午前2時に起床し発表の準備をしていたのですが、いまいち聞きに来てくれた人もそれほど多くなかったのが少し残念。

一番最初に教室入ってやった
3日目は恒例の学会サッカーがあったりして、


サッカー後の飲み会でカラオケを披露する池田JK

学会は遠足ではないけど楽しかった\(^^)/